今月の主題 アレルギー疾患診療の実際
治療の基本
経口気管支拡張剤の使い方
堀内 正
1
1国立病院医療センター・呼吸器科
pp.269-274
発行日 1991年2月10日
Published Date 1991/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402900715
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経口の気管支拡張薬は,気管支喘息発作の予防および軽症化,軽度の発作の寛解を主目的に用いられるもので,交感神経刺激剤,キサンチン製剤,副腎皮質ステロイド剤などが挙げられるが,これらの薬剤は主な作用機序,投与後の発顕時間,抗炎症作用の有無などが異なるために,発作の強度,疾患としての重症度,基礎疾患の有無,副作用の強さ,併用による相乗効果などを考慮して,種類,投与法を決定する.
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