増刊号 内科エマージェンシーと救急手技
症状からみた内科エマージェンシー
発熱
長谷川 均
1
1愛媛大学医学部第1内科
pp.200-201
発行日 1998年10月30日
Published Date 1998/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402907101
- 有料閲覧
- 文献概要
ポイント
●発熱をきたす疾患は数多くあるが,感染症,悪性腫瘍,膠原病が3大発熱疾患である.
●診断を進める際に重要なのは,全身状態の評価を行い,感染性なのか非感染性なのかを鑑別することと,急いで処置しなければならない疾患を見極めることである.
●詳細な問診と入念な診察を行い,投薬を開始する前に十分な培養検体を採取する.
●無意味な抗菌剤,解熱剤,副腎皮質ステロイドホルモンの投与は臨床経過をわかりにくくし,診断を誤る可能性があるので慎むべきである.
Copyright © 1998, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.