今月の主題 内科医のための他科疾患プライマリ・ケア
小児科
発熱
宮崎 澄雄
1
1佐賀医科大学・小児科
pp.816-817
発行日 1989年5月10日
Published Date 1989/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402222459
- 有料閲覧
- 文献概要
発熱は小児における最もポピュラーな臨床症状のひとつである.発熱のメカニズムは図のように説明されている.すなわち,外因性発熱物質および食細胞に作用して産生される内因性発熱物質が体温調節中枢に作用する.そしてプロスタグランディンEやサイクリックAMPなどの伝達物質が産生されて発熱が生ずる1).なお,小児の基礎体温は高く,37.5℃以上を有意の発熱としている.
Copyright © 1989, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.