増刊号 内科エマージェンシーと救急手技
症状からみた内科エマージェンシー
呼吸困難
武田 裕子
1
,
前野 哲博
2
,
大塚 盛男
3
1筑波大学附属病院卒後臨床研修部
2筑波メディカルセンター病院救急総合診療部
3筑波大学臨床医学系呼吸器内科
pp.164-167
発行日 1998年10月30日
Published Date 1998/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402907087
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ポイント
●呼吸困難を訴える患者が救急外来を受診したら,バイタルサインと要領のよい診察で,エマージェンシーかどうかを判断する.低酸素血症があれば放置せず,即,酸素投与を開始する.ただしPCO2の増加に注意する.
●パルスオキシメータによる経皮的酸素飽和度測定の限界を認識する.
●鑑別診断をあげるときは,致命的な疾患をまず除外する.
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