CHEC-TIE—よい医師—患者関係づくりのために・18
頻回に転医している患者を救急でみたとき
箕輪 良行
1
,
柏井 昭良
2
,
竹中 直美
3
1自治医科大学大宮医療センター総合医学第2
2自治医科大学看護短期大学
3日鋼記念病院医学情報部
pp.1130-1131
発行日 1998年6月10日
Published Date 1998/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402906866
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症例 膵臓癌と告知され除痛されない会社
社長
62歳,男性.カンダさんは腹痛,背部痛のため救急車で来院した.歩行可能でバイタルサインは安定,緊急性がないので診察でみせてもらった.
7ヵ月前,腹痛のためN病院内科を初めて受診した.消化管造影と内視鏡検査で異常なく,保存的に腹痛も消失した.糖尿病と診断され,カンダさんは食事療法を指導された.その5ヵ月後,腰背部痛が出現したため同病院整形外科にかかり,湿布薬を処方された.
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