今月の主題 カルシウム・骨代謝異常症と骨粗鬆症
骨粗鬆症
骨粗鬆症の治療—総論
細井 孝之
1
1東京大学医学部老年病学
pp.1066-1068
発行日 1998年6月10日
Published Date 1998/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402906854
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ポイント
●骨粗鬆症治療における最大の目的は,骨の脆弱性亢進に基づく骨折の予防である.
●骨粗鬆症の治療は薬物療法,食事療法ならびに運動療法からなる.
●薬物療法の開始にあたっては,骨量減少のリスクと骨折のリスクを考慮する.
●近年薬剤の選択範囲が拡がった.現在,薬物療法の指針を含めたガイドラインが作成されつつある.
●合併症としての骨折予防,特に高齢者における骨折の予防においては,転倒の予防を念頭に置いた運動指導や環境の整備も重要である.
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