特集 コモンディジーズとしての骨粗鬆症診療
総論 骨粗鬆症の基礎知識 骨粗鬆症と医療経済
森脇 健介
1
1立命館大学総合科学技術研究機構 医療経済評価・意思決定支援ユニット
キーワード:
Steroids
,
医療経済学
,
骨折
,
骨粗鬆症
,
骨密度
,
年齢因子
,
費用効果分析
,
骨密度維持剤
Keyword:
Economics, Medical
,
Bone Density
,
Steroids
,
Osteoporosis
,
Age Factors
,
Bone Density Conservation Agents
,
Fractures, Bone
pp.1147-1151
発行日 2020年9月1日
Published Date 2020/9/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00697.2020380027
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<Headline>1 医療費膨張の問題に際して、骨粗鬆症の疾病対策に費用対効果の視点を組み入れることが重要となっている。2 欧米諸国を中心に、骨粗鬆症治療の医療経済評価の事例集積が進んでおり、ステロイド性骨粗鬆症に対する薬物治療の費用対効果について患者のリスク別に詳細な検討が行われている。3 近年、わが国でも数理モデルに基づく費用効果分析が実施されており、ステロイド性骨粗鬆症の管理と治療ガイドラインに沿った薬物治療がごく一部の低リスク患者を除けばおおむね費用対効果に優れることが示されている。
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