今月の主題 見逃しやすい内分泌疾患
下垂体疾患
高プロラクチン血症
加藤 讓
1
1島根医科大学第1内科
pp.1624-1626
発行日 1999年10月10日
Published Date 1999/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402906209
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●下垂体プロラクチン(PRL)の分泌は,通常視床下部ドパミン(DA)によって抑制的に調節されている.
●高プロラクチン血症はDAの作用低下や下垂体PRL産生腫瘍によって生じることが多い.
●典型的な臨床症状は,女性では無月経と乳汁漏出,男性では性機能低下である.
●血中PRLの測定と画像診断によって診断される.
●治療にはDA作動薬が有用である.
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