今月の主題 ニューロパチーとミオパチー
診察のポイント
感覚障害の診かた
井上 聖啓
1
1東京慈恵会医科大学神経内科
pp.1266-1267
発行日 1999年8月10日
Published Date 1999/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402906129
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●本稿で説明する感覚とは,触覚,温覚,痛覚などの一般体性感覚であり,体性感覚は表在感覚と深部感覚に大別される.
●表在感覚の障害には,感覚脱失,感覚低下,感覚過敏,さらに全く刺激を与えられていないにもかかわらず何らかの感覚を示す異常感覚と,刺激に対して質的に異なった感覚(ピンで刺したときに“熱い”と感じる,など)を示す錯感覚がある.
●これらの訴えをよく訊き,その部位を正確に把握する.この際,人形図を患者に与えて記入させるのも一法である.
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