今月の主題 ニューロパチーとミオパチー
診察のポイント
自律神経障害の診かた
国本 雅也
1
1横浜労災病院神経内科
pp.1268-1269
発行日 1999年8月10日
Published Date 1999/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402906130
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●ニューロパチーによって起こる自律神経障害のうち,起立性低血圧は圧受容体反射弓の破綻として起こる.これは舌咽・迷走神経の内臓知覚枝を求心路とし,延髄孤束核とRVLA(rostral ventro-lateral medulla)を中枢とし,交感神経を遠心路とする反射弓である.
●ニューロパチーの場合,この入力系,出力系いずれの障害がメインなのか考える必要がある.また,ほかには膀胱直腸障害,発汗障害,体温調節障害,インポテンツ有無を問診する.
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