今月の主題 高齢者医療—現状と展望
高齢者医療におけるpitfall
高齢者における薬物療法の注意点
秋下 雅弘
1
,
鳥羽 研二
1
,
大内 尉義
1
1東京大学大学院医学系研究科加齢医学講座
pp.798-799
発行日 1999年5月10日
Published Date 1999/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402906031
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●腎機能や体重などから成人量の2/3以下を常用量とし,薬剤に応じて血中濃度をモニターしながら投与量を決定する.
●高齢者における薬剤有害作用の半分は,過量投与,合併症に対する配慮不足,薬歴への注意不足など,いわゆるmedication errorによるものである.
●投与薬剤数の増加も有害作用の一因となる.特に6薬剤以上になると有害作用が急激に増加する.
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