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連載 リウマチ―最新治療のポイントとその留意点・1【新連載】
薬物療法のポイントと注意点
Important Points of Drug Therapy in Rheumatoid Arthritis
東 威
1
Takeshi Azuma
1
1聖マリアンナ医大東横病院内科
1Toyoko Hospital, St Marianna University
キーワード:
COX 2
,
DMARDs
,
combination therapy
,
併用療法
Keyword:
COX 2
,
DMARDs
,
combination therapy
,
併用療法
pp.1131-1136
発行日 1997年10月25日
Published Date 1997/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408908349
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要約:NSAIDsは抗炎症,鎮痛に有効であるが,胃粘膜傷害が少なくない.ステロイドはNSAIDsで抑えられない炎症が適応であるが,骨侵食を防ぐという報告もあり,QOLを保つという立場から少し見直される傾向にある.DMARDsは抗リウマチ作用により進行を遅らせるという報告が多いが,これを完全に抑制することはできない.
これらを使って症例ごとに痛みをとり,進行を抑える治療を組み立てることが重要である.従来は副作用の少ないNSAIDsから開始し,症状によりステロイド,DMARDsを追加するピラミッドプランが一般的であったが,これでは関節破壊の進行を抑えることはできない.最近は発病早期の進行の早い時期にDMARDsを使用することが奬められ,特に急速に進行することが予測される例では複数のDMARDsにステロイドも含めた強力な抗リウマチ療法も試みられている.
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