これからの高齢者医療-診断・治療・予防への対応
《高齢者に対する薬物の使い方の注意点》高齢者に対する慎重投与薬
秋下 雅弘
1
1東京大学 大学院医学系研究科加齢医学
キーワード:
Benzodiazepines
,
医薬品適正使用
,
服薬管理
,
多数薬剤投与
,
老年症候群
Keyword:
Benzodiazepines
,
Polypharmacy
,
Medication Therapy Management
pp.1157-1161
発行日 2011年12月1日
Published Date 2011/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2012088948
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・高齢者に対し、有害作用の頻度が高く、安全性に比べて有効性に劣るもしくはより安全な代替薬があると判断された薬剤が慎重投与薬に該当するが、禁忌薬ではない。・高齢者では、慎重投与薬の考え方に基づいて種類を選択し、また薬剤数を減らすことが求められる。・とくに、抗コリン作用のある薬剤やベンゾジアゼピンによる、ふらつき・転倒や記憶障害、便秘などの薬剤起因性老年症候群に注意する。
©Nankodo Co., Ltd., 2011