今月の主題 炎症性腸疾患治療のジャイアント・ステップス
IBDの栄養管理と在宅管理
IBD患者の生活指導について
高添 正和
1
1社会保険中央総合病院内科
pp.1519-1521
発行日 1996年8月10日
Published Date 1996/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402905224
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ポイント
●診断確定時や長期フォロー中の説明に際して慎重に対処せねばならない.
●炎症性腸疾患の長期医療管理はcure and careが主体であるため,患者の実生活の問題点への積極的なアプローチが必要である.
●生活面では食生活,社会生活,学校生活,結婚,妊娠,出産などが問題となる.
●炎症性腸疾患でストーマや腸瘻が存在したり,小腸病変の存在により経管栄養を施行せざるを得ない場合には,直腸膀胱障害や小腸機能障害の認定対象となる.
●成分栄養剤を用いた経管栄養法は,在宅医療の対象である.
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