今月の主題 炎症性腸疾患治療のジャイアント・ステップス
IBDの栄養管理と在宅管理
クローン病のprimary therapyとしての成分栄養法
大林 隆晴
1
,
大瀬 亨
1
,
星野 恵津夫
1
1帝京大学医学部第2内科
pp.1522-1524
発行日 1996年8月10日
Published Date 1996/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402905225
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ポイント
●成分栄養法は,クローン病の初期治療としてのみならず,再発防止のためにも有用な治療法であり,その効果はステロイド療法と比べ勝るとも劣らない.
●その適用においては,味や日常生活の制限の問題など若干の難があるが,副作用の発現は少なく,クローン病治療の第一選択となり得る.
●成分栄養法は,様々な投与方法・投与量で行われているが,患者の体格・活動性に見合う十分な投与量が必要である.
●患者の生活背景を考慮した無理のない投与法を選択することにより,快適な社会生活が可能となる.
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