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特集 障害者と生活指導
Parkinson病患者の生活指導
Guidance in Daily Life for Persons with Disabilities: Guidance in Daily Life for Parkinsonian Patients
森 三佐子
1
Misako MORI
1
1高知リハビリテーション学院
1Kochi Rehabilitation Institute College of Physical Therapy.
pp.165-168
発行日 1993年3月15日
Published Date 1993/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551103699
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1初めに
Parkinson病は慢性進行性の神経変性疾患で,罹病期間は平均10年以上と長期にわたりその症状は,振戦のみの軽症から寝たきりに至る重症例までさまざまである.治療は薬物療法が中心であるが,その効果は徐々に減退して副作用も加わり起居動作,身の回り動作,生活関連動作が困難となり,職業,家庭生活上の問題が生じてくる.このような状態を改善するために理学療法の効果的アプローチが待たれている.患者の多くは,入院加療よりも自宅療養か通院治療をしながら不自由な生活を強いられている.そのため障害程度に適した生活指導が病院,在宅訪問,患者会活動などそれぞれの場で適切に行なわれる必要がある.
これまで筆者はParkinson病友の会を通じて,また在宅訪問での生活指導を行なっており,その経験を基に生活指導について述べてみたい.
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