今月の主題 心不全を見直す
心不全の管理・治療
Intervention
宇井 克人
1,2
,
山口 徹
1,2
1東邦大学医学部第3内科
2大橋病院
pp.940-942
発行日 1996年5月10日
Published Date 1996/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402905105
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
ポイント
●虚血性心疾患による心不全では,急性心筋梗塞に限らず経皮的冠動脈形成術(PTCA)により循環動態の改善をみることがある.
●大動脈内バルーンパンピング(IABP)は平均血圧増加・左室後負荷軽減による心拍出量増加作用および冠血流増加作用がある.
●体外限外濾過法(ECUM)は強制的に血管内水分を除去できるため,利尿の得られない心不全患者では有用な装置である.
●経皮的心肺支持装置(PCPS)は心肺機能をほぼ代用できる強力な循環補助装置であるが,基礎疾患を考慮し,その適応には十分な配慮が必要である.
Copyright © 1996, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.