今月の主題 皮膚科から内科医へのアドバイス
内科と皮膚科の境界領域
ライム病
馬場 俊一
1
1駿河台日本大学病院皮膚科
pp.654-656
発行日 1996年4月10日
Published Date 1996/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402905039
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ポイント
●マダニに媒介されるBorrelia burgdorferiの全身性感染症である.
●初期症状の慢性遊走性紅斑は疾患特異性が高く,本症の象徴的皮疹である.
●血清診断を行うが,偽陽性や偽陰性があり,複数の方法あるいは経時的測定で確認する.
●早期は適切な抗生物質治療で完治する.晩期では器質的障害が残るが,治療で改善される.
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