Medicina(Tokyo) Volume 33, Issue 3 （March 1996）

medicina 33巻3号（1996年3月発行）

今月の主題肝疾患Q＆A

肝疾患の治療

SBPに対する抗生物質をどう選択するか井出広幸 ¹ ¹東海大学大磯病院消化器内科 pp.517-519

発行日 1996年3月10日 Published Date 1996/3/10

DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402905008

PDF(22079KB)

ポイント

●SBPの症状は，軽微であったり無症状のこともある．腹水のある肝硬変の患者が“調子を悪くした”ときはSBPを疑ってみる．

●診断の決め手は腹水穿刺による腹水中の好中球数である．

●診断がつけば，ただちに第三世代セフェムを投与する．

●抗生剤治療開始後に速やかな軽快をみないときは要注意である．

基本情報

電子版ISSN 1882-1189 印刷版ISSN 0025-7699 医学書院

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