今月の主題 糖尿病臨床の最先端
糖尿病の予知と予防
インスリン依存型糖尿病の頻度,発症の予知と予防
西村 理明
1
,
永田 晶子
1
,
田嶼 尚子
1
1東京慈恵会医科大学内科学講座第3
pp.224-226
発行日 1996年2月10日
Published Date 1996/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402904936
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ポイント
●インスリン依存型糖尿病(IDDM)の頻度には国および人種間で極めて大きな差が存在し,世界的に見ると日本におけるIDDMの頻度は非常に低い.
●家族歴,遺伝子型,自己免疫マーカーおよびこれらの組み合わせにより,ハイリスク群におけるIDDMの発症危険度を推定することが可能となりつつある.
●IDDM発症の予防法は,主に環境因子の除去および自己免疫機序の進展阻止である.
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