今月の主題 脳卒中プラクティス
急性期の治療
進行性の症例に対する対応
米原 敏郎
1
,
徳永 誠
1
,
松本 典子
1
1済生会熊本病院脳卒中センター神経内科
pp.2384-2387
発行日 1997年12月10日
Published Date 1997/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402904862
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ポイント
●進行性脳梗塞には種々の病態を含むものが存在し,治療のgolden standardは存在しない.
●できるだけ早期に適切な病型診断をし,各病型に応じた治療法を選択することが肝要である.
●アテローム血栓悸生梗塞に対しては血栓伸長の阻止(抗凝血薬)と側副血行の援助(血液希釈療法)を行う.
●心原性塞栓に対しては脳浮腫対策と再発予防が重要である.
●その他の脳梗塞に対しては原因疾患に対する治療が重要である.
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