今月の主題 外来診療でここまでできる
腎疾患
ネフローゼ症候群
安藤 康宏
1
1自治医科大学腎臓内科
pp.1783-1786
発行日 1997年9月10日
Published Date 1997/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402904696
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ポイント
●ネフローゼ症候群の診療にあたり入院が必要なのは,腎生検,外来では管理できない体液貯留,および各種重篤合併症(急性腎不全,血栓症,薬剤副作用)の治療などである.
●腎生検は機器の進歩により手技が容易になり,また,合併症も減少してきているが,外来腎生検が安全に行えるレベルには達していない.
●ステロイド,免疫抑制薬による治療も多くは外来で可能であるが,長期投与の副作用の監視が重要である.
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