今月の主題 外来診療でここまでできる
消化器疾患
食道狭窄(良性・悪性)拡張術,ステント留置
嶋尾 仁
1
,
森瀬 昌樹
1
,
堤 修
1
1北里大学東病院消化器外科
pp.1747-1749
発行日 1997年9月10日
Published Date 1997/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402904685
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ポイント
●食道良性狭窄のほとんどは外来治療で十分である.
●悪性腫瘍では,self-expandable metallic stentを用いれば外来での治療は可能である.
●治療の際,疼痛対策を十分に行うことが治療継続のコツである.
●治療開始までの経過期間の長い症例,縫合不全の狭窄,屈曲部の狭窄は,入院治療が安全である.
●穿孔に対してはまず保存的治療を行う.
●動脈性出血には止血術を,毛細管性出血は自然止血する.
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