今月の主題 臓器感染症へのアプローチ
感染性心内膜炎
心内膜炎の新しい治療ガイドライン
北原 光夫
1
1東京都済生会中央病院内科
pp.52-53
発行日 1997年1月10日
Published Date 1997/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402904325
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ポイント
●ペニシリンGに対する感受性が低い場合(MIC≦0.1μg/ml),患者の血行動態がよければ,セフトリアキソンによる外来治療が可能である.
●腸球菌による心内膜炎では,抗生物質が無効の場合,弁置換を考慮する.
●心内膜炎のhigh-riskあるいはmoderate-riskの場合,観血的歯科治療に際しては抗生物質の予防的投与が必要である.
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