書評
—市川平三郎監修,吉田裕司著—胃X線撮影技術の基礎と応用
馬場 保昌
1
1癌研究会附属病院総合健診センター
pp.184
発行日 1995年11月30日
Published Date 1995/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402904037
- フリーアクセス
- 文献概要
- 1ページ目
本書は「胃X線診断の考え方と進め方」(1986年刊),「胃X線診影の基本と実際」(1989年刊)に続いて出版された第3作目の著書である.既刊の著書を読まれた方々には待望の書である.
本書の内容はルーチン撮影と精密撮影に大きく分かれており,それぞれについて,①撮影の考え方,②撮影の基本,③撮影の実際,が詳細に述べられている.これまでの吉田氏の著書を見てもわかるように,経験に頼るだけでなく,しっかりした検査・診断の論理的背景があるから説得力がある.掲載されている写真は,意図的に原版に近い状態で掲載されているので親しみを覚える.
Copyright © 1995, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.