SCOPE
PTCA施行後10年間の長期予後
延吉 正清
1
1小倉記念病院循環器内科
pp.2335-2338
発行日 1995年11月10日
Published Date 1995/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402903963
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PTCA(percutaneous transluminal coronaryangioplasty)の長期予後についてはGruentigによってスイスで行われた症例の予後調査をDr. King1)が行っているが,この他は長期予後についての報告はほとんどない.PTCAの長所として,同じ血行再建術であるA-Cバイパスに比し,短時間で,しかも非開胸下で行えるなど多くの長所を有している.しかしながら,欠点として再狭窄がある.また,現在のところ長期予後に関しては不明といっても過言ではない.
今回,筆者らはPTCAを施行し,10年以上経過した症例につき臨床的および造影上の追跡調査をしたので報告する.
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