今月の主題 消化器疾患の画像診断
画像診断の応用—現況と将来
MRアンジオグラフィ
湯浅 祐二
1
1国家公務員等共済組合連合会立川病院放射線科
pp.87-92
発行日 1995年1月10日
Published Date 1995/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402903461
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ポイント
●MRアンジオグラフィは,MRIの手法を用いた非侵襲的な血流描出法であり,通常の血管造影とは全く異なったものである.
●代表的な方法としてはtime-of-flight法とphase contrast法と呼ばれるものがあり,それぞれ得られる情報に特徴があり,必要により使い分けられるべきものである.
●動脈,静脈,および門脈に広く応用でき,消化器疾患においては,特に門脈系の血管解剖や閉塞性変化の検出,側副路の描出などに応用できる.
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