今月の主題 臨床医のための栄養ガイダンス
健康増進・管理のための栄養摂取
スポーツと栄養
山崎 元
1
1慶應義塾大学スポーツ医学研究センター
pp.1252-1254
発行日 1994年6月10日
Published Date 1994/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402902805
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ポイント
●ヒトの体内にあるエネルギー源の大部分は脂肪であるが,スポーツでは糖質に頼る部分が大きい.
●運動習慣がつくと脂肪の酸化機能が増す.
●水分の補給には,胃の停滞時間が短いものが原則となる.長距離走では,冷たい水分を150cc程度,15〜20分に一度とるようにする.
●グリコーゲン・ローディングとは,競技の4,5日前に組織のグリコーゲンを枯渇させ,その後に急速に蓄積させる方法である.しかし,役立つ競技は限られる.
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