今月の主題 臨床医のための血液疾患の理解
知っておくべき基礎知識
血液疾患と検査データ
竹村 譲
1
1防衛医科大学校検査部
pp.478-482
発行日 1994年3月10日
Published Date 1994/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402902627
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ポイント
●血液疾患の確定診断は骨髄穿刺や生検によることが多いが,スクリーニング検査を組み合わせることにより診断のフォーカスを絞ることができる.
●鉄代謝にかかわる検査(血清鉄,総鉄結合能,フェリチン),溶血を反映する検査(ビリルビン,LDHとそのアイソザイム,ハプトグロビン,尿ヘモジデリンなど),ビタミンB12や葉酸,免疫電気泳動などは,血液疾患の病態生理の把握や機能的診断を可能とし,末梢血や骨髄の形態学的観察と並んで重要である.
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