グラフ 消化管造影 基本テクニックとPitfall
大腸(6)—進行癌
松川 正明
1
,
西澤 護
2
1順天堂大学・消化器内科
2東京都がん検診センター
pp.2280-2287
発行日 1989年10月10日
Published Date 1989/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402222915
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西澤 生活様式とか食生活が西洋化したことなどと関連して,最近大腸癌が非常に増え,死亡例も増えています.ただ,大腸癌は胃癌に比べ,比較的症状が出やすく,本当は助かりやすいのですが,検査が面倒なものですから患者がなかなか検査を受けたがらないことや,痔の出血と間違えやすいことなどが,手遅れの原因になっています.
まず,最初の症例ですが(図1),直腸癌の時の症状としては,血便,便通異常,肛門痛が多いと思いますが,この写真から,深達度などを含めて説明して下さい.
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