今月の主題 閉塞性肺疾患の診断と治療
治療の進歩
呼吸訓練と呼吸筋訓練
宮川 哲夫
1
1聖マリアンナ医科大学病院リハビリテーション部
pp.2170-2172
発行日 1993年11月10日
Published Date 1993/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402902495
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●COPDの呼吸筋は呼吸筋疲労に陥りやすく,呼吸訓練と呼吸筋訓練により換気効率の改善と呼吸筋の強化が必要である.
●呼吸生理からみて,呼吸訓練と呼吸筋訓練の目標は,①運動部位を吸気補助筋から横隔膜呼吸へ移動,②呼吸数を減少し,1回換気量を増加,③最大吸気筋力の増大,④1回換気量に要する吸気筋力の減少,⑤吸気時間を短縮し,吸気流速を増加,⑥換気-血流比をマッチングさせること,である.
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