今月の主題 閉塞性肺疾患の診断と治療
診断のすすめ方
生化学・免疫学的検査からのアプローチ
大石 展也
1
,
四元 秀毅
1
1東京大学医学部第3内科
pp.2116-2118
発行日 1993年11月10日
Published Date 1993/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402902480
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●肺気腫においては,稀に,α1-アンチトリプシンの欠損が発症の原因となる場合があり,若年性肺気腫や家族集積の見られる場合には考慮する必要がある.
●びまん性汎細気管支炎においては,寒冷凝集素価が高値を示し,治療による病状の改善に伴って低下する.
●アトピー性(外因性)気管支喘息においては,詳細な病歴聴取によりアレルゲンを推定し,アレルゲン特異的IgE抗体の検査あるいは皮膚試験を行って,アレルゲンを同定することが必要である.
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