今月の主題 膠原病—診断へのアプローチと最新の治療法
膠原病の診断法と活動性の評価
強皮症
高崎 芳成
1
1順天堂大学医学部膠原病内科
pp.1867-1869
発行日 1993年10月10日
Published Date 1993/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402902420
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●本症の診断にはその存在を疑うことが重要.
●典型的皮膚硬化のない例でもRaynaud現象,関節痛,皮膚の腫脹などの主訴は本症を疑わせる.
●肺拡散能は鋭敏に間質性肺炎の存在を捉える.
●肺高血圧は必ずしも肺線維症の重症度には相関しない.
●抗Scl-70抗体および抗セントロメア抗体は強皮症に特異的に検出され,後者はCREST型への強い相関を認める.
●臓器病変の先行する症例も存在する.
●活動性の評価には全身的な検索が重要.
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