今月の主題 膠原病—診断へのアプローチと最新の治療法
膠原病の診断法と活動性の評価
全身性エリテマトーデス
三森 経世
1
1慶應義塾大学医学部内科
pp.1864-1866
発行日 1993年10月10日
Published Date 1993/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402902419
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
●SLEの診断には,ARA改訂分類基準を利用してよい.
●自己抗体の測定は,SLEの補助診断,病型分類,予後推定,治療効果判定に役立つ.
●SLE疾患活動性の評価には,発熱,関節痛,紅斑,口腔潰瘍/大量脱毛,赤沈亢進,低補体血症,白血球減少,低アルブミン血症,LE細胞/LEテスト陽性のうち,3項目以上を満たせば活動性と判定してよい.
●腎炎活動性は全身活動性と異なる評価が必要な場合があり,腎生検組織像が大きな情報を与えてくれる.
Copyright © 1993, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.