今月の主題 症例にみる血液浄化療法の進歩
血液浄化療法の基礎
血液浄化療法の歴史と現在の問題点
太田 和夫
1
1東京女子医科大学第3外科
pp.792-796
発行日 1993年5月10日
Published Date 1993/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402902081
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●現行の主要な血液浄化法は①血液透析,②血液濾過,③腹膜灌流,④血液吸着,⑤プラスマフェレーシス,の5種類で,血液透析患者は現在11万人以上,最長例は25年を超えた。
●腹膜灌流はCAPDとして普及,全透析患者の4.7%に達した.血液濾過はフィルターに透析液も流す血液濾過透析法や,持続的血液濾過法,push and pull法など,改良工夫されている.
●血液吸着は直接吸着と血漿を分離し,吸着する血漿吸着となる特異性の向上が計られている.プラスマフェレーシスは人工肝臓や免疫療法に用いられ,効果を発揮している.
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