今月の主題 症例にみる血液浄化療法の進歩
血液浄化療法の基礎
血液浄化機材の進歩
峰島 三千男
1
1東京女子医科大学腎臓病総合医療センター
pp.798-802
発行日 1993年5月10日
Published Date 1993/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402902082
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●汎用の血液浄化療法は拡散,限外濾過,吸着のいずれかを原理としている.
●血液透析は主に拡散によって溶質を除去するため,小分子溶質ほどその除去効率は高い.
●腹膜透析における溶質移動は腹膜を介した拡散,限外濾過による.
●血液濾過は限外濾過のみを原理とするため,その溶質除去は膜の透水性ならびに分画特性に強く依存する.
●血液吸着では活性炭を吸着剤とするが,その溶質除去には平衡吸着量ならびに吸着操作法が重要となる.
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