今月の主題 内科医のためのCT・MRI
CT—腹部
肝のCT
上野 恵子
1
,
磯部 義憲
2
,
近藤 由美
1
,
吉田 泉
1
1東京女子医科大学消化器病センター・放射線科
2北里大学東病院・放射線科
pp.996-1004
発行日 1992年6月10日
Published Date 1992/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402901538
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ポイント
1)肝疾患に対するCT検査には,単純CTのみならず造影CTは必須である.造影CTは,できる限りbolus injectionを行う工夫が必要で,漫然と点滴を行ったのでは質的診断の向上は望めない.
2)Dynamic CT,table incremental dynamic CT,造影後時間が経過した後に再び撮影を行うなど,必要に応じて撮影法を工夫することにより,肝腫瘤に対する診断能は飛躍的に高まる.
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