今月の主題 内科医のためのCT・MRI
CT—腹部
腹部CT診断の進め方
黒崎 喜久
1
1筑波大学臨床医学系
pp.992-995
発行日 1992年6月10日
Published Date 1992/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402901537
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ポイント
1)腹部CTの適応を明確にせよ,臨床的状況をよく検討し,CTが最適な検査法かどうか決める.
2)焦点を絞った濃厚かつ効率の良いCT検査を施行せよ.すでに行われている画像検査を見返して,問題点を明確にしてから検査に臨むことが肝要である.
3)CT画像を丹念に読影せよ.
4)偽病変を作り出すことは病変の見落としと同様に罪悪である.偽病変発生の防止策はnormal variantやアーチファクトに精通することである.
5)必要あれば,確定診断や病変進展診断のためにCT以外の検査を指摘せよ.
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