今月の主題 内科医のためのCT・MRI
CT—腹部
胆道
澤田 敏
1
,
小林 正美
2
,
森岡 伸夫
2
,
岩宮 孝司
2
,
谷川 昇
2
,
大内 泰文
2
,
太田 吉雄
2
1鳥取大学医学部・放射線部
2鳥取大学医学部・放射線科
pp.1006-1011
発行日 1992年6月10日
Published Date 1992/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402901539
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ポイント
1)胆嚢結石の場合,結石に随伴する二次病変の診断および結石の性状の診断に有力である.
2)総胆管結石の診断にはthin slice scanが有力である.
3)急性胆嚢炎では典型像を呈することが多いが,慢性胆嚢炎では常に胆嚢癌との鑑別が必要である.
4)胆嚢癌は画像上3型に分けられ,その進展範囲や転移巣の検索に適している.
5)肝外胆管癌では腫瘍自体の描出は困難なことが多いが,血管浸潤やリンパ節転移の評価には適している.
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