今月の主題 よくわかる水・電解質と酸塩基平衡
酸塩基平衡異常の診断と治療
尿細管性アシドーシスの分類と鑑別
佐々木 成
1
1東京医科歯科大学・第2内科
pp.864-866
発行日 1992年5月10日
Published Date 1992/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402901514
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ポイント
1)尿細管性アシドーシス(RTA)は症候群である.→原疾患は何か?
2)本当にRTAか?→アニオンギャップは正常か?
3)RTAは大きく3つに分けられる.
近位型,1型(古典型),高K型
4)血液K値はどうか?→K値から鑑別が始まる.
5)尿路に結石はないか?→あればI型の可能性大.
6)Hyporeninemic hypoaldosteronismはないか?→あれば高K型の可能性大.
7)アミノ酸尿,糖尿はないか?→あれば近位型の可能性大.
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