増刊号 わかりやすいエコー法の臨床
腹部エコー法
アプローチと読み方の基本
腹部ドプラ法
安原 一彰
1
,
木村 邦夫
2
,
中村 広志
1
,
松谷 正一
3
,
大藤 正雄
3
1千葉社会保険病院・内科
2千葉社会保険病院・健康管理センター
3千葉大学医学部・第1内科
pp.285-291
発行日 1991年10月30日
Published Date 1991/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402901157
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超音波ドプラ法は,ドプラ効果を応用した血流速度計測法であり,1956年里村らにより考案され,以後臨床応用されるようになった.近年パルスドプラ法と超音波診断装置との複合装置の開発により,任意の血管の血流計測が可能になり応用範囲が急速に広まり,腫瘍血流の描出も可能となった.一方,循環器領域において開発されたカラードプラ装置も腹部用に改良され,超音波画像上に血流を描出できるようになった.本稿では腹部におけるドプラ法の応用について概説する.
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