増刊号 わかりやすいエコー法の臨床
心エコー法
撮り方と読み方の基本
血管内超音波法
吉田 清
1
,
吉川 純一
1
1神戸市立中央市民病院・循環器センター内科
pp.120-123
発行日 1991年10月30日
Published Date 1991/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402901133
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近年,血管内超音波診断装置が開発され,動脈壁構造の詳細な観察が可能となりつつある.本法は高周波の振動子を用いるため,距離分解能に優れており,血管壁の微細な構造を詳細に観察することが可能である.したがって,動脈硬化の重症度の判定,さらには動脈硬化の進展,退縮の診断にもきわめて有力な方法であると考えられる.また,バルーンによる冠動脈形成術前後での動脈壁の解剖学的変化の観察にも威力を発揮することが期待される.
ここでは血管内超音波診断法の現状について述べる.
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