今月の主題 大腸疾患診療の新時代
大腸疾患診療:現在から近未来まで
大腸運動機能と直腸肛門機能からみた慢性便秘
佐々木 大輔
1
,
須藤 智行
2
1弘前大学・保健管理センター
2弘前大学・保健管理センター・第1内科
pp.1579-1581
発行日 1991年9月10日
Published Date 1991/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402901054
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ポイント
1)大腸運動機能や直腸運動機能の不全による機能的慢性便秘には痙攣性便秘と弛緩性便秘とがある.
2)痙攣性便秘の大部分は便秘型過敏性腸症候群であり,弛緩性便秘の大部分は単純性(常習性便秘)である.
3)器質的疾患に伴う便秘でも,便秘の病態生理を考慮した治療法の選択を行う.
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