Japanese
English
特集 知っておくべき 外科手術の神経系合併症 その診断と対策
直腸手術後の肛門機能不全
Dysfunction of anus after anoproctal surgery
野上 仁
1
,
島田 能史
1
,
亀山 仁史
1
,
飯合 恒夫
1
,
畠山 勝義
1
Hitoshi NOGAMI
1
1新潟大学大学院医歯学総合研究科消化器・一般外科
pp.324-329
発行日 2011年3月20日
Published Date 2011/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407103464
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【ポイント】
◆直腸手術の際は,疾患の良・悪性にかかわらず術後の排便障害は不可避の問題であり,その病態の理解と対策を熟知しておく必要がある.
◆肛門機能障害の軽減のためには新直腸再建法が重要であり,J型結腸囊再建やtransverse coloplasty pouchなどが用いられている.
◆術後に排便機能障害が認められた場合は薬物療法が第一選択であり,約7割の患者に有効である.
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