今月の主題 輸液療法の実際
高カロリー輸液の進め方
適正投与量の決め方—カロリー,糖,アミノ酸,脂肪
真島 吉也
1
1千葉大学医学部・第1外科
pp.982-985
発行日 1991年6月10日
Published Date 1991/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402900909
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栄養輸液施行にあたっては,どの位のエネルギー量をどのような糖,アミノ酸,脂肪比率で投与するかが問題となる.これらの適正投与量の決定には,通常の経口栄養の知識が理論的背景となろうが,輸液という特殊な投与方法のため,使用可能な栄養輸液製剤,投与できる水分量,あるいは患者の病態などの様々な条件も考慮する必要がある.以下に静脈栄養の組成を考えるに必要な事項を挙げ,種々病態下の静脈栄養輸液組成につき,これまでの筆者らの検討結果より述べてみたい.
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