今月の主題 消化器薬の使い方—その効果と限界
肝疾患
自己免疫性肝炎の薬物療法
林 直諒
1
1国立横浜病院・消化器科
pp.666-667
発行日 1991年4月10日
Published Date 1991/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402900825
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ポイント
1)自己免疫性肝炎の自然経過は進展が早く,5年生存率40%といわれているが,コルチコステロイドが著効を示す.
2)診断はトランスアミナーゼ高値,高γグロブリン血症,HBs抗原陰性の症例,とりわけ女性例では第1に考えるべき疾患である.
3)治療診断基準に合致すれば早期に治療を開始し,少なくとも2年は維持療法をするのが望ましい.
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