今月の主題 呼吸不全の臨床
呼吸不全治療の新しいアプローチ
肺胞蛋白症の肺洗浄療法
青島 正大
1
1東京都多摩老人医療センター・呼吸器科
pp.808-810
発行日 1990年5月10日
Published Date 1990/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402900205
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
肺胞蛋白症(Pulmonary alveolar proteinosis:PAP)は1958年Rosen,Casleman,Liebowにより初めて報告された比較的稀な疾患であり,組織学的に肺胞腔内を充満するPAS陽性物質を特徴とする.その病因はサーファクタントの過剰産生や肺胞マクロファージの機能障害によるサーファクタントの処理機構の障害などが提唱されており,後者が有力とされているが未だ明らかではない.
Copyright © 1990, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.