今月の主題 臨床医のための免疫学
免疫と臨床
免疫学的検査法と読み方
岡田 純
1
,
柏崎 禎夫
1
1北里大学医学部・内科
pp.456-459
発行日 1990年3月10日
Published Date 1990/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402900117
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近年の免疫学では,単クローン性抗体技術,リンパ球亜群の分類とその機能・細胞間相互作用が明らかにされ,cytokineの発見など新しい展開がみられている.このような免疫学の成果は臨床にも応用されつつある.とくに,免疫学的手法は抗体の測定,抗体を用いた高感度な抗原の測定法に利用され,日常の臨床に役立っている.免疫の関与した疾患でも免疫学的検査法が,徐々にではあるが免疫学の進歩の恩恵を受けるようになってきた.本稿では,免疫学的検査のなかで細胞性免疫と自己抗体を中心に述べる.
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