今月の主題 臨床医のための免疫学
免疫と臨床
気管支喘息
根本 俊和
1
1群馬大学医学部・第1内科
pp.460-461
発行日 1990年3月10日
Published Date 1990/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402900118
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気管支喘息は免疫とかかわりの深い疾患であることに異論を唱えるものは少ない.しかしながら喘息発症はすべて免疫学的機序によるとの考えは正しくない.
一般に,気管支喘息では気道過敏性の亢進が基盤に存在し,種々の刺激により気管支平滑筋の収縮や粘膜の浮腫,分泌亢進などの異常が起こる結果,気道が可逆的にではあるが,狭くなり,喘息発作が発症すると考えられている.
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