特集 避けて通れない心不全診療—総合内科力・循環器力を鍛えよう!
慢性心不全
心不全治療の次の一手:心臓再同期療法,経皮的僧帽弁接合不全修復システムについて教えてください
川上 将司
1
1飯塚病院循環器内科
キーワード:
心臓再同期療法
,
dyssynchrony
,
経皮的僧帽弁接合不全修復システム
,
僧帽弁閉鎖不全症
Keyword:
心臓再同期療法
,
dyssynchrony
,
経皮的僧帽弁接合不全修復システム
,
僧帽弁閉鎖不全症
pp.2211-2215
発行日 2022年11月10日
Published Date 2022/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402228603
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
Point
◎心臓再同期療法・両室ペーシング(cardiac resynchronization therapy:CRT)は心臓の協調運動不全(dyssynchrony)を改善させる.
◎左室駆出率(LVEF)の低下した症状を有する心不全患者で,QRS幅がより拡大し,左脚ブロックを呈する患者がよい適応となる.
◎経皮的僧帽弁接合不全修復システム(MitraClip®)は二次性僧帽弁閉鎖不全症を経カテーテル的手技で改善させる.
◎左室機能障害の程度に比して,より重症の僧帽弁閉鎖不全症を認める症例がよい適応となる.
Copyright © 2022, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.